賃貸vs持ち家からフラット35について考えてみた


【激論】賃貸vs持ち家をめぐり、上念司と沖有人が主張をぶつけ合う - YouTube

資産価値のある持ち家というのは、都内かつ駅近に限られるようだ。逆に言えばそれ以外は買値以上で売却できる見込みは極めて乏しいということだ。

そこを踏まえて置かないと、不動産屋の口車に乗せられて生涯かけて払い終えた家の価値は売却して施設の入居費の目論見どころか二束三文で、ただただ不動産家と銀行の養分人生だったということになりかねない。

 

かくいう自分もかつて不動産に興味を持ち7件ほど中古物件を下見したが、そのうち6件の売り主はローンの支払いがきつく売却を打診せざるをえなかった家主なのだ。

ではなぜ、彼らははじめから賃貸にしなかったのだろう。それこそ不動産屋の口車に乗せらたからであろう。

実際、そのセールマン自身が賃貸物件に住んでいるのだから推して知るべしではないか。内見時に家主のいないところで、こちらにこんなこと囁く。

「オーナーはローンの支払いで火の車だから、交渉できますよと」

口八丁手八丁で美辞麗句を並べ立てて、決めゼリフは「賃貸は家賃を払い続けるだけでなにも残りませんよ。その点持ち家は・・・」

これから20年から場合によっては40年近く、転勤もなく家族構成も変わることがないのかを考えずに判をついてしまったのが自分が出会った6件の売り主なのだろう。

 

とくに自分にも当てはまるが今のフラット35などは極めて審査が緩いのだ。この程度の収入でもこんなに貸してくれるのかと絶句したものだ。しかもローンの完済期限が80歳とかでもだ。本当に回収するつもりがあるのだろうか。

自分は寸での所で冷静さを取り戻しやめたのだが。

 

かつてアメリカでサブプライムローンで返済能力のない債務者に多額の金を貸し付け破綻したのは記憶に新しいが、サブプライムローンフラット35は極めて近いものがあるように思えて仕方がない。