エル・チャポ狩りの巻き添えとなったケシ畑村の住民たち
刑務所を脱獄したエル・チャポはかつての支配地域に逃げ込んだ。
政府、海軍は威信をかけて潜伏先と思われる村々を襲撃した。
結果的には、エル・チャポは拘束されたが損害を受けた村人は政府に損害賠償を求める意向だ。
なぜならば、自分たちはエル・チャポやその仲間にも会ったこともないからだ。それはエル・チャポを匿うため村人たちは武装したという政府発表と矛盾する。
メキシコ政府発表を到底鵜呑みにすることは出来ないが、村人の発表にも疑義が呈される。
この辺一帯ではケシや大麻が耕される畑が広がっておりカルテルのメンバーとの接触が無かったなど考えられないからだ。
そして、更に疑惑を深めるのは村人の訴訟代理人自体がエル・チャポと繋がりを持つ弁護士という事実だ。これを偶然というのも難しいだろう。