ヴィレッジヴァンガード化するブックオフ


EC全盛の今でも勝ち残る「まんだらけ」中古販売ビジネスの秘密(大原 浩) | マネー現代 | 講談社(1/4)

 

ブックオフが既存の本屋を追いやったように、今度は自分がメルカリに押されている。価格ではメルカリに太刀打ちできないことがもうすでに認知されている。それでも自分がブックオフに行くことがある。それは宝探し的な面白さだ。これは五感に基づく感情故にメルカリでは得られないことだ。言うなればヴィレッジヴァンガードのような空間といえる。

メルカリのようなECサイトに押されつつある今、ブックオフでは、ヴィレッジヴァンガード的な場の面白さを提供する方向性に舵を切りつつあるようだ。これまでの画一的な店舗運営から脱皮しつつあると言ってよい。実験的に地域のニーズに合わせたラインナップを目指している。例えば都心ではサブカルチャー主体のディスプレイになるはずだ。

そうなると、それはマニュアル化出来ない感性ベースのものであるから、いわゆるアルバイト店員やベテラン社員であってもその方面にセンスがなければ勤まらないだろう。AIの波でで人材が駆逐されると言うがアルゴリズム化が出来ない分野に関しては人財は未だ希少性が高いのだ。