安いものには訳がある


【衝撃の実話】あの食品偽装事件をマンガ化してみた。ヤバ過ぎた裏側とは?... - YouTube

 

安いものには訳がある。

250円の弁当には裏があると考えなければならない。自分で原価計算してみれば一目瞭然だ。

海外の記事で読んだが食材の二分の一は賞味期限切れで廃棄処分になるという。それを引き受けた業者は廉価で横流しする。250円の弁当はそうやって実現するのだ。

あくまで賞味期限切れであるから健康上問題なく業者間、消費者の関係性三方一両得なのだが。ただ時おり事故めいたことも起こるわけだから、一連の裏サイクルを知っておくことは消費者リテラシーとして必要かと思う。

 

知人が学生時代、ビジネスホテルのメンテナンス業に関与していたこともある。もちろん部屋の清掃も経験済みだ。

ビジネスホテルも過当競争の波にさらされており当然清掃コストにも皺寄せが来る。以前海外ホテルの清掃動画が話題になった。それは客が清掃員の作業を隠し撮りしたものだ。反響を受けたのはトイレ清掃と洗面台清掃時のタオルを使い回していたのだ。たしか、そのタオルを客用として提供していたような記憶もある。

件の知人にも似たようなことを聞いた。とにかく部屋数のノルマが物理的に不可能で、手抜きが日常化しているのだという。清掃用のタオルを使い分けず万事一枚で処理するようだ。だから、客側は口につけるコップなどは備え付けのものを使うべきではなく、使い捨ての物を持ち込むとよい。一度コップを持ち上げて照明に当ててみたり鼻を近づけて見るとよい。

では客からのクレームはどう対処するのだろうか、どこのホテルもアンケート用紙をおいてあるのだから。

考えて見るとよい、部屋に置いたアンケート用紙は誰が回収するのか。当然自分達にとって不利益な意見をホテル側に届けることはしないのだ。

 

世の中のシステムは性善説で成り立っている。仮に性悪説で社会を構築しようとすると膨大なコストがかかってしまうからだ。

そういう社会に生きているからこそ、「安いものには訳がある」この当たり前の理屈を肝に命じることが必要だ。